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kintone hive tokyo vol.19 開催レポート
開催日:2024年7月9日 会場:Zepp DiverCity

講演レポート&登壇動画

CSを向上させる業務改善 新規事業

株式会社アクタス

青松 崇史 氏/小鑓 大介 氏

 アクタスは家具や雑貨を扱う店舗を全国展開しており、衣食住に関わるブランドも運営している。また、環境への取り組みにも注力しており、家具の修理や下取りなども手掛けている。

 青松氏は店舗営業から家具の修理部門に移り、現在は下取りサービスを担当。小鑓氏は10年ほど店舗の現場を担当し、現在はコンタクトセンターで働いている。二人とも、それまでのIT経験はなかったが、「kintone兄弟」として同社のkintone活用の礎を築くことになる。kintoneでのアプリ開発を始めたのは青松氏だ。家具の修理部門に異動した青松氏は、新しい業務を覚える中で、仕事の効率の悪さに違和感を覚える。毎日案件が積み重なっていくにも関わらず、家具の修理には、受付からヒアリング、見積、作業場引取、入金確認、納品など、1案件ごとに15の工程が必要になる・・・

補助金を活用した大規模開発で全体最適化を目指せ!

インデックス株式会社

牧 良太 氏

 インデックスは、建設領域のプロジェクトマネジメントを手掛けており、オフィスや住宅、生産施設、都市開発を事業構想段階からトータルでサポートしている。近年は建設領域だけでなく、社会公共インフラや自然エネルギーの領域にも事業を展開し、海外へもビジネスを拡大している。

 同社は以前からデジタル化を推進していた。社内承認や会計、人事労務、予実管理、工数管理、BIツールまで揃っており、ノートPCやスマートフォンも社員に支給。無駄に紙を印刷することはなく、在宅勤務の環境も整えていた。

 しかし、ここまで整えたDX化にも課題があった。ひとつ目の課題は、「多発する二重入力」だ。スモールスタートでDXを繰り返した結果、バラバラな異なるツールすべてに、同じような入力作業が必要となった・・・

アプリ作成者は本社全員である

ケアパートナー株式会社

橋本 崇

 ケアパートナーは大東建託の100%子会社であり、介護や看護、保育事業などを手掛け、全国に182拠点を構える。1999年に創業で、今年で26年目であり、社員数は3056人。

 kintoneは2016年に導入し、利用8年目を迎えた。kintoneを運用する際、アプリの作成権限をシステム部門の数名のみに与えるという体制をよく目にする。しかし、ケアパートナーではシステム部門だけではなく、人事や総務、経理、事業部門を含む本社の全社員約100名にアプリ作成権限を付与する。

 ただ、この体制を活かすには、全社員にkintoneの使い方をレクチャーしなければいけない。同社がとったのは、サイボウズ公式のコンテンツを活用することだ・・・

kintoneの限界決めてませんか
海苔の小善本店 kintoneによる「理想のIT化」への挑戦

株式会社小善本店

小林 祐介 氏/松川 菜々美 氏

 1894年に、乾海苔問屋として浅草で創業した小善本店。以来海苔の販売を中心に事業を営み、今年で130周年を迎える。レーザーカットを用いたデザイン海苔「のりあーと」やふりかけタイプの味付け海苔「のりカケルくん」といった商品を手掛け、「海苔を世界へ」をビジョンに海外販売にも力を入れる。

 2019年、同社の情報システム部部長である小林氏は悩んでいた。市販パッケージの基幹システムが稼働していたのだが、紙やエクセルが大量発生していた。ヒアリングしてみると、製造現場では「そもそも現場で使えない!」、営業では「前のシステムの方が全然早く仕事ができる」と言われ、経営陣からは「システムは任せるから、良い会議資料を作ってね」と返された・・・

kintoneが支えるマネプロを
みんなに活用してもらいたいんじゃ!

株式会社成田デンタル

吉原 大騎 氏

 成田デンタルは歯医者と歯科技工所を繋ぐ営業商社。歯形を歯科医院から預かり、歯科技工所に送り、作成された差し歯や入れ歯を検品して届けるというビジネスモデルを手掛ける。従業員は252人で、社員の8割が営業系で1日に30~40件訪問するルート営業をしている。

 kintone導入前、同社は2つの壁にぶつかっていた。1つ目の壁は、営業報告のプロセス変更から露呈した、グループウェアおよびマネージメントの課題だ。

 それまで営業の活動報告に、パッケージ版の「サイボウズ Office」を使用しており、社長が全員分の報告をチェックし、コメントし、シェアしていた。しかし、2022年に30年間務めた社長が変わる・・・

※kintone AWARD 代表に選出されているため
登壇動画・講演資料はAWARD終了後に公開予定

kintoneで全国行脚の旅


司法書士法人NCP

山下 菜摘 氏/酒井 裕一 氏

 NCPグループは遺言・相続に特化した司法書士、税理士などの専門家集団であり、今回は司法書士法人として登壇。2023年の相続手続き受託数は約1万7000件で、国内トップを誇る。

 kintoneの本格活用以前、代表がタクシー広告を見たのをきっかけに、同社はDXに着手していた。経費清算や案件管理、タレント管理など、DXのためのシステムをどんどんと導入。一方で、システム間のデータ転記作業が発生してミスや作業時間の増加につながり、アカウント管理も大変だった。

 「私が業務推進企画室に入る前、総務部の酒井さんによく入力ミスで怒られてました。でも、こんな6つも7つもシステムがあって、転記させるのも悪いと思いつつ、一気通貫で入力できるシステムがあったらいいのになと仕事をしてました・・・

kintone導入推進の軌跡

東京電力エナジーパートナー株式会社
久保 佑太 氏/
櫻井 奈津実 氏

 東京電力エナジーパートナーは、東京電力ホールディングス傘下で、電力やガス、省エネを軸としたサービスを提供する会社だ。2015年に設立され、現在の社員数は約3000人。DX推進室を4年前に発足して、各種プロジェクトや新規ツールの導入を通じて、全社的なDXを推進中だ。

 久保氏は、1年半前にDX推進室に着任。その時、会社には3つの課題があったという。ひとつ目が、表計算ソフトベースの非効率な情報共有。2つ目が、部署が多かったため、新ツール導入の予算や運用のハードルが高かったこと。3つ目はそもそもDXが浸透していないことだった。そこで久保氏が目をつけたのが、kintoneだった・・・

スペシャルトークセッション

 トークセッション企画として『キンコミトーク!』を同時開催。kintoneのオンラインコミュニティである「キンコミ」には、各ユーザーが持っている「kintoneの活用ノウハウ」が数多く投稿されています。今回のセッションでは、キンコミヘビーユーザーのお二人にご登壇いただき、投稿されたノウハウの中から「これはすごい!」と思う活用ノウハウを厳選、詳しい内容をご紹介いただきました。すぐにでも使えるノウハウが満載で大変参考になりました!

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kintone AWARD 関東・甲信越地区代表

すべての講演が終了後、決勝大会「kintone AWARD」に出場いただく地域代表を参加者からの投票で決めました。
見事、kintone AWARD 代表に選ばれたのは・・・

関東・甲信越地区代表は 株式会社成田デンタル 吉原 大騎 氏!

今年秋に開催予定のCybozu Days内でkintone AWARDを実施します。そちらもお楽しみに!

kintone hive tokyo MC

MCはサイボウズ株式会社 沖 沙保里(おき さほり) がお送りしました。

ご登壇いただいた方々、当日ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!