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kintone hive sendai vol.7 開催レポート
開催日:2025年5月13日 会場:仙台PIT

講演レポート&登壇動画

※登壇動画は2026年5月末までの期間限定公開となります

株式会社 斉藤光学製作所

齊藤 大樹 氏

停滞するkintoneプロジェクト
製造業の3代目社長がチームに伝えたこと

 トップバッターを務めたのは、斉藤光学製作所の代表取締役である齊藤大樹氏。kintoneでのDXを通じて、プロジェクトの進め方を学び、人と組織が成長した話を披露した。

 齊藤氏は、父親から事業承継した、斉藤光学製作所の3代目社長である。同社は、秋田県の美郷町に拠点を構える、従業員が60名ほどの製造業。“磨き”のスペシャリストとして、研磨加工の受託を手掛ける。

 斉藤光学製作所のkintone推進は、「このままじゃいけない」という気づきから始まったという。2017年、事業承継を前提に秋田に戻った齊藤氏。社長になる予定の会社は、中小企業の御多分にもれず、紙とExcelが中心で、属人化された業務にあふれていた。先輩が作ったExcelの直し方が分からない…

株式会社 庄内クリエート工業

佐藤 州 氏

「無駄」「面倒」「頑張り損」
諦観していた社員を変えたkintoneの工夫

 「無駄」「面倒」「頑張り損」…「笑顔をつくる」というスローガンを掲げる山形県の装置メーカーは、非効率な業務、感覚に依存した人事評価で、逆に社員の笑顔が失われていた。

 2組目に登板した庄内クリエート工業の佐藤州氏が披露したのは、kintoneを活用した「予実管理システム」構築までの軌跡と、同システムに盛り込まれた7つの工夫だ。

 庄内クリエート工業は、山形県鶴岡市に3つの向上を構える装置メーカー。主に産業機械やガンの治療器を製造する、従業員80名ほどのものづくり企業である。同社は活動スローガンに、「笑顔をつくる仕組みをつくる(CREATE for SMILES)」を掲げる。しかし、kintone導入以前は、業務や人事評価にさまざまな課題を抱え、笑顔をつくるはずの社員に笑顔はみられなかったという…

スモリ工業株式会社

傳農 貴仁 氏

「おもちゃのように楽しくて仕方がない」
kintoneに魅せられた社員が3か月2000時間の業務削減

 「kintoneは会社から与えられた“おもちゃ”のようなもの」―― システムの一元化のためにkintoneを導入したスモリ工業。ある社員がkintoneの面白さに魅了され、急速に知識を習得してアプリを展開した結果、3か月で2000時間もの業務削減につながった。

 3番手となるスモリ工業の傳農貴仁氏は、“楽しい”から生まれたkintoneアプリを社内浸透させるまでの道のりを披露した。スモリ工業、通称「スモリの家」は、新築やリフォームを手掛ける総合住宅建設会社だ。代表取締役の須森明氏は、「宮城の発明王」として50件の特許を取得している。

 kintone導入前のスモリ工業は、“システムの乱立”という課題を抱えていたが、それを大きな問題と捉えていなかったという。部門ごとに異なるシステムを利用しており、個人管理のExcelや紙の情報をこの「社内サーバー3兄弟」に入力。もちろんデータを確認するにはそれぞれのシステムにアクセスする必要があった…

すずき歯科クリニック

鈴木 敬 氏

「このままでは医院を守れない」
仙台の歯医者を救った“スタッフと一緒に悩める”kintoneアプリ

 「こんな自分に医院が守っていけるのか」―― ある出来事をきっかけに、経営を学ぶことの重要性を痛感したすずき歯科クリニックの鈴木院長。同院の変革を後押ししたのは、働くスタッフを共通のゴールを目指すチームに変えたkintoneアプリの存在だった。

 4番手で登板したすずき歯科クリニックの鈴木敬氏は、“目標を見える化”してスタッフの自主的な行動を促した、kintoneによる予約管理システムの刷新について披露した。

 2020年に仙台市の若林区で開業したすずき歯科クリニック。同院では、「患者やスタッフ、地域に貢献できる」ような歯科医院を目指している。鈴木氏は、「人の幸せを自分の幸せと感じられる人材を育て、患者とスタッフの笑顔があふれる医院をつくり、その笑顔を社会にも届けることが私の理想」と語る。この理想を実現するために、「経営を学ぶこと」が避けて通れないと気づいたのは、ある出来事がきっかけであったという…

株式会社瀧神巧業

高橋 周平 氏

元保育士が挑戦した建設業のDX化
現場経験ゼロでつまずくも“DX認定”で大逆転

 「建設業のDXはなかなか進まない。バックオフィスでは重複作業が多く、残業時間も減らない」 ―― 元保育士という経歴から地元建設企業のDXに挑むことになった高橋氏。社長の勧めから出会ったkintoneの導入を進めるも現場知識のなさでつまずいてしまう。

 5番手として登壇した瀧神巧業の高橋周平氏は、kintoneによる現場の課題解決などで“DX認定”を取得し、残業を1500時間削減するまでに至った道のりを披露した。

 秋田県仙北市に拠点を構える瀧神巧業は、建設や水門事業を中核に、最近ではドローン事業も手掛けている。同社は、kintone導入前、DXが遅れている典型的な建設会社だったという。特にバックオフィスでは重複作業が横行し、それに伴う残業の多さに悩まされていた…

株式会社イヤタカ

大野 恒平 氏

コロナ禍でも離れなかった仲間のために 
“500個のkintoneアプリ”で現場を変えた社長の覚悟

 「コロナで会社を辞めないでよかった」と社員に言ってもらえるよう会社を強くしたい ―― そう語ったのは、ブライダル事業を手掛けるイヤタカの大野社長だ。新型コロナウイルスの影響により、同社は存続の危機に直面した。長く暗いトンネルを抜ける道しるべとなったのは、会社に残り続けた社員とkintoneだったという。

 ラストに登壇したイヤタカの大野恒平氏が語ったのは、社長自らが現場の課題を解決する500個以上のアプリを作り、コロナ禍で変革を進めた同社の再生物語だ。

 秋田駅前の彌高(いやたか)神社を母体にブライダル事業を手掛けるイヤタカ。時代の流れと共に多角化を図り、レストランや介護、珈琲焙煎などの事業も展開し、ウェブ制作の子会社も有する…

※kintone AWARD 代表に選出されているため 登壇動画・講演資料はAWARD終了後に公開予定

スペシャルトークセッション

トークセッション企画として『おめほの愛(AI)ときんとーん』を同時開催!
近年話題の「AI活用」。みなさんも気になっているとは思いますが、仕事の現場で使いこなせているかというと、「なかなかな難しい・・・」という方もいらっしゃるかと思います。そんな方を対象に、kintone × AIで仕事の効率化に成功したお二人に、具体的な活用ノウハウを語っていただきました。トークセッションを通して、AI活用の具体的なヒントを数多く共有いただき、大変勉強になりました!

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kintone AWARD 北海道・東北地区代表

すべての講演が終了後、「kintone AWARD」に出場いただく地域代表を参加者からの投票で決めました。
見事、kintone AWARD 代表に選ばれたのは・・・

株式会社イヤタカ
大野 恒平 氏

今年秋に開催予定のCybozu Days内でkintone AWARDを実施します。そちらもお楽しみに!

ご講演いただいた登壇者の皆さま、当日ご参加いただいた皆さま
本当にありがとうございました!