



講演レポート&登壇動画

平岡工業株式会社
平岡 良介 氏/石井 英一郎 氏
スーパー営業マンKさんが去る
ピンチに陥った工場を1ヶ月で作ったkintoneアプリが変えてしまう
わずか数ヶ月で売上を100倍伸ばしてしまったスーパー営業マンが辞める。追い打ちをかけるように来た顧客からのクレーム対応で赤字に。広島のものづくり企業である平岡工業が苦しんだ業務の属人化とザ・昭和スタイルは、kintoneで解決できたのか?
広島会場でトップバッターを務めたのは地元広島のものづくり企業である平岡工業。登壇した代表取締役社長の平岡 良介氏は、テンションMAXで会社と自己紹介からスタートさせた。
平岡工業は良介氏の曾祖父にあたる平岡浅次郎氏が1937年に創業したものづくり企業。「カタにハマらないものづくりのプロ集団」を謳い、自動車部品の金型や自社工作機械の製造、精密部品加工などを得意としている。自動車のドアのゴムシールパッキンなどのほか、地元広島の銘菓であるもみじまんじゅうの金型なども作っているという…

ニコニコ観光株式会社
漆川 敏彦 氏
給与20%増で家や子供が現実に
平均年齢64歳だったバス・タクシー会社の成長話は夢しかなかった
「もうこれは限界だ」。平均年齢64歳のバス・タクシー会社の社長は頭を抱えていた。若手ドライバーを増やし、稼げる仕組みとして打った施策で現場は大混乱に。
2番手として登壇したニコニコ観光の漆川俊彦氏が見せてくれたのは、そんなレガシーな会社の成長物語。きっかけはkintoneと救世主、そして1年間付き合ってくれたパートナーだ。
「真の従業員ファースト」をテーマに、kintoneで従業員一人一人の力を最大限に発揮できる環境を実現した話を披露した。バス、タクシー、送迎の3部門をまたいだ案件管理、kintoneとLINEをひも付けた勤怠管理をkintoneで実現したという。広島県の福山市に本社を置くニコニコ観光は貸し切りバス、タクシー、旅行、送迎委託、レンタカーなどの事業を展開している…
※kintone AWARD 代表に選出されているため 登壇動画・講演資料はAWARD終了後に公開予定

株式会社カワニシ
岩木 雄一 氏/髙森 凌 氏
アプリ使ってもらうハードルってこんなに高かった?
そもそもDXの手前だった医療商社がkintoneカスタマイズに挑戦
「kintoneで簡単にアプリを作る」のではなく、「kintoneで業務を簡単にする」。アプリを利用するユーザーが全然増えない状況でDX担当が気がついた発想の転換。使いたいアプリを作るため、あえてカスタマイズの道へ。
岡山の医療商社カワニシでDXを担う二人のkintoneジャーニーは、DXのさらに手前にある「ITを受け入れる」というフェーズからのスタートだった。ヒントは社内を歩き回ることで得た社員の愚痴とクレーム。そして「使ってもらえる」アプリとは?
2004年創業のカワニシだが、その歴史は古く、「川西器械店」を始めた1921年にさかのぼる。現在は複数のグループ会社で「オルバヘルスケア」のブランドで、医療機器や材料の販売、レンタル、リース、保守点検を提供している。今回登壇した53歳の岩木氏と27歳の高森氏の2人が、業務改革推進担当として社内のDXを切り盛りしている…

一般社団法人 全国妊娠SOSネットワーク
田中 実花 氏
生まれて間もなく消える命がある
妊産婦を支援するNPOから見た「命を救うkintone」
予期せぬ妊娠・思いがけない妊娠で生まれて間もなく亡くなった子供は、20年間で228人に上る。こうした悲劇を防ぐべく、妊産婦に寄り添うNPOが「全国妊娠SOSネットワーク」だ。
4番手として登壇した田中実花氏は、そんなNPO内でのkintone活用を披露。妊産婦支援の品質を向上させ、活動を見える化するためにkintoneをどう作り込んでいったのか?
大学で保健学、公衆衛生学を専攻し、社会福祉士の資格を取得し、3年前から広島で活動している田中氏。「妊産婦を救う現場で泥臭くkintoneを導入したお話」と題して、NPO法人でのkintone活用について説明した。田中氏がまず会場に披露したのは、妊娠を巡るさまざまな数字だ。2023年度の出生数は72万7288人になっているが、さまざまな理由で人工中絶に至った件数は12万6734件に上る…

シンセイアート株式会社
大倉 基弘 氏/段畠 大輝 氏
「ノーコードだったらできるんじゃない?」
社長の一言でkintoneは社内の機械好きに託された
「ノーコードだったらできるんじゃない?」と社長にアプリ開発を依頼された機械好きの担当者。不安な中、チャレンジしたkintoneがパズルみたいで楽しかった。そんなkintoneでのチャレンジを語ってくれたのが、広島県の印刷会社シンセイアートの2人だ。
運用までに超えなければならない4つの課題を伴走支援とチャレンジ精神で乗り切り、今や新規事業までkintoneアプリで切り盛りしているシンセイアート。基幹システムのリプレースから端を発したkintone成功への道を追う。
シンセイアートは今年で創業35年目を迎え、社長は2代目で34歳と若い。ただ、平均年齢は48歳と比較的ベテランが多いのが特徴。一般のオフセット印刷のほか、地域や市町村の広報誌、冊子、チラシ、ポスター、名刺、封筒、シールなどの制作を手がける…

株式会社キャピタルコーポレーション
村井 由香 氏/嵯峨 海里 氏
先代の急死、火事、そしてコロナ禍
追い打ちだらけの焼き鳥屋はkintone日報で反撃に出る
先代の急死で主婦から焼き鳥チェーンの社長になったものの、本社と店舗が火災で焼失。自信喪失した社長だったが、後ろには社員たちがいた。さらに襲いかかるコロナ禍という災厄を経て、従業員の働きやすい環境を構築するために選んだのはkintoneだった。
事例登壇のトリを飾ったのは、焼き鳥屋「炭焼雷」を運営するキャピタルコーポレションの二人。「新化!深化!進化!」というタイトルで焼き鳥屋におけるkintone導入インパクトについて語ってくれた。
キャピタルコーポレションの登壇は社長である村井 由香氏と、従業員の嵯峨 海里氏。社長の村井氏は経営者の観点で、バイトから数えて7年目の嵯峨氏は従業員の観点で、kintoneについて語ってくれた…
スペシャルトークセッション
トークセッション企画として『エバンジェリストが解説!「良かれと思ってやったのに…改善迷子の道しるべ」』を同時開催!kintone hive のキラキラした事例の裏には、数々の失敗事例も眠っています。そこで、3人の kintone エバンジェリストの方にご登壇いただき、過去経験した生々しい失敗事例について語っていただきました。事例を通して、業務改善に挑む担当者が陥りがちな失敗を避けるヒントを共有いただきました!


kintone AWARD 中国・四国地区代表
すべての講演が終了後、「kintone AWARD」に出場いただく地域代表を参加者からの投票で決めました。
見事、kintone AWARD 代表に選ばれたのは・・・
ニコニコ観光株式会社
漆川 敏彦 氏!

今年秋に開催予定のCybozu Days内でkintone AWARDを実施します。そちらもお楽しみに!
ご講演いただいた登壇者の皆さま、当日ご参加いただいた皆さま
本当にありがとうございました!