講演レポート&登壇動画
ヨガで身体をととのえる仕事から
kintoneで会社をととのえる仕事へ
高橋株式会社
大江 涼 氏
高橋は、繊維業からスタートした、創業87年と長い歴史を持つ企業だ。今では、スポーツクラブやアミューズメント施設の運営、飲食、農業、不動産など、福岡を中心として地域に根差した多角的な事業を展開する。
アクティブなことが好きな大江氏は、kintoneの開発を担当する前は、同社でヨガのインストラクターとして働いていた。「インストラクターの仕事は大好きでしたが、朝は早くて、夜は遅く、公私のバランスがとり辛い仕事でした。結婚をするにあたり、今後のキャリアについて悩んでいました」と振り返る・・・
バラバラだった人たちが
kintoneでチームになった話
株式会社ソアー
野中 義孝 氏/松石 宏輝 氏
ソアーは、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの販売代理店として主にOA機器の販売やメンテナンスを手掛ける。佐賀県内に5拠点を構え、100名強の従業員を抱える。
同社の事業部門は、営業、総務、メンテナンス、そして松石氏と野中氏が所属するシステムエンジニアの4つの部門に分かれる。松石氏と野中氏は、かつてのシステムエンジニア部門を一言でいうと“個”だと、口を揃えて言う。ソロプレーヤーの集まりで、他人に興味がなく、隣は何をしているか分からない、そんな集団であったという・・・
ファーストペンギンDX
〜kintone活用のススメ〜
株式会社ネクステップ
上野 正貴 氏/平井 剛 氏
ネクステップは、1989年に創業、福岡県那珂川市で賃貸管理業を中心に展開する総合不動産会社だ。
同社のkintoneの導入は2018年。営業管理アプリを作成したものの、「活用の広がりがないまま、停滞期が長く続いていた」と上野氏 。変化の契機となったのは、2023年10月より始まった「インボイス制度」だ。同制度への対応が社内のDXにおける“ファーストペンギン”となり、社名同様に、kintone活用も次の段階へ進むことになる。
インボイス制度について調べた結果、同社の業務にも多数の影響が出ることが判明。特に工事領域の業務は、既存システムでの対応が難しかったという。対策を練るも、業務システムのカスタマイズは、時間的に間に合わず断念。新規のシステム構築も1500万円と高額だったため断念した・・・
もしM&Aで拡大し続ける会社の女性社員が
サイボウズの「kintone」を使ったら
ドットNoahホールディングス株式会社
河野 瑛美 氏/平尾 愛花 氏
.Noahホールディングスは、福岡県北九州市に本社を構える電気工事専門のグループ会社だ。「真っ直ぐに、挑戦。」を企業理念に、誰もが働きたい電気工事会社を目指している。
また同社は、M&Aによって成長を続けてきた会社でもある。2019年にエス・イー(キャリア通信)と吉田電気管理事務所(保安管理)、2021年にはジュネック(IT/ネットワーク)、2023年はエアデン(空調)とサンデン(東京エリア)を統合。電気工事領域のチャンネルを拡大しつつ、同領域の技術が失われないよう事業継承を推進している。
M&Aが始まったばかりの同社は、経理関連はデジタル化していたものの、基本はExcelから紙のアナログ業務、情報共有はLINEが中心だった。2021年に会社数が増え、従業員数も2倍になったが、アナログな業務は変わらない。同年入社した河野氏の所属する「工事サポート事業部」も、問題が山積みだった・・・
kintone &
エフコープ生活協同組合
畑中 宏斗 氏/吉村 純子 氏
エフコープは、福岡県内で約56万人の組合員を抱える生協(生活協同組合)だ。2023年度に設立40周年を迎え、商品配達や店舗運営、福祉など、暮らしに寄り添ったサービスを展開している。
そんなエフコープのkintone導入前の課題は、従来通りの紙対応、根強いExcel管理だった。とにかく業務では紙だらけで、郵送をはじめとするアナログな作業が圧迫しており、極めつけは冗長な申請プロセス。「何かしらを申請するときには、とにかく紙を書いて提出していました」と畑中氏。そして、提出した紙を承認してもらうために、あらゆるスタッフ、役職者に押印してもらう“承認スタンプラリー”が繰り広げられていた・・・
今と未来、繋ぐ
~結いの空~
日本エアコミューター株式会社
臼﨑 南海 氏/西上 正浩 氏
日本エアコミューター、通称JACは、JALグループに所属する航空会社のひとつだ。鹿児島県内の離島を中心に、大阪や兵庫、島根、愛媛、福岡、沖縄を就航している。
JACでは、運航を担うパイロットや客室を担当するキャビンアテンダント、バックオフィスである企画・総務部など、さまざまな職種の社員がいるが、kintoneの導入が始まったのは、整備部門からだ。飛行機が安全に飛ぶための点検・修理が主な業務である。整備部門は、保有するATRにおける“世界一”の整備チームになることを目標に掲げている。同部門は、現場の整備士からなる整備部と、臼﨑氏と西上氏が所属するデスクワークの管理部で分かれており、何よりも重要だというのが双方のチームワークだという。
しかし、実際は整備部と管理部が日々言い争い、「世界一なんて夢のまた夢」と西上氏。原因は一言でいうと情報の分断だったという・・・
※kintone AWARD 代表に選出されているため
登壇動画・講演資料はAWARD終了後に公開予定
kintone AWARD 九州・沖縄地区代表
すべての講演が終了後、決勝大会「kintone AWARD」に出場いただく地域代表を参加者からの投票で決めました。
見事、kintone AWARD 代表に選ばれたのは・・・
日本エアコミューター株式会社
臼﨑 南海 氏/西上 正浩 氏!
今年秋に開催予定のCybozu Days内でkintone AWARDを実施します。そちらもお楽しみに!
kintone hive fukuoka MC
MCはサイボウズ株式会社 大南 友誉 (おおみなみ ともたか) がお送りしました。
ご講演いただいた登壇者の皆さま、当日ご参加いただいた皆さま
本当にありがとうございました!